パラオのダイビング情報をご紹介

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楽園パラオを潜る為に!

ダイビングスタイル

パラオのダイビングは基本的にドリフトダイビング。エントリー後、流れに乗ってダイビング。ただし基本的にエントリー時にはブイを取りますのでロープ潜降は可能です。 そして浮上後ボートにピックアップしてもらう。これが基本形!危険な状況になる可能性がない限り、浮上前には安全停止を行ないます。エントリー後や、浮上時はボートに充分注意しましょう。また水面ではチームごとに固まりボートの方を向いて待っているようにしましょう。 パラオのメジャーポイントまでは、ボートで約50分~80分かかります。 天候が悪い場合は、もっとかかるので、風除け、雨除けのボートコートは必需品です。当店でもご用意しておりますので是非ご活用ください。 また、パラオでは移動時間が長いので船酔い対策や日焼け止めも忘れずに。 パラオの殆どのダイビングボートにはトイレがついていません。 自然と一体になるダイビングですから、トイレだって用意して欲しいですよね? パラオタートル号には、マリントイレが設備されているのでご安心を! 濡れて困るお荷物は各座席下のドライボックスへ。それぞれのスペースがあるので便利です。  

安全ダイビングのために

1、アップカレントとダウンカレント

パラオの海は予測の出来ない流れが生じる場合があります。ドロップオフなどで、気付かないうちに深場へ持っていかれるダウンカレント。リーフエッジ付近では、リーフ上に押し上げられるアップカレント。 このような流れにつかまらないよう、常にガイドとバディの位置の確認を心がけましょう。 ダイビングガイドは常に潮の流れをよみながらダイビングをしています。 リーフからの距離、水深をダイビングガイドと同じくキープし、ガイドを追越さないように! なぜガイドの指示に従い、未然に防ぐことが必要なのか・・・ アップカレントにつかまってしまい危険なのは、浮上のポイント。 ・急に吹き上げられた場合、ボートが頭上を通る可能性がある。 ・波の高いところ、リーフの浅いところに浮上してしまった場合に、ボートがピックアップできない。 ・高波、強い流れのため(たいてい浅い水深の方が流れが強い)自力でも戻れない状態になる。 ダウンカレントに引かれる状況で危険なのはエアが少ないのと、 ダウンカレントに引かれていることに気がつかないという点。 ・たいていがダイビング終盤なので、エアが少ない。 ・写真などに夢中になって魚と一緒に深場に行ってしまう。(ドロップオフなので水底が見えないくらい深い) ・グループの皆が浮上して行っていると勘違いをする。自分の吐いた泡が目の前に停滞する、耳抜きを頻繁にするようだったらダウンカレントに引かれている証拠。 気をつけてくださいね。  

2、複雑な流れ

パラオのドロップオフはまっすぐではありません。複雑な地形のため、潮の流れも複雑になり、いろいろな方向への流れが発生します。 縦方向に大きくえぐれたカットでは潮のあたり具合や強さにより、二方向に流れが分かれることがあります。水面近くと水中で流れの違う「2枚潮」というものも。 これと併せて、リーフエッジではアップカレントが生じることもあります。 うっかり この流れにつかまってしまうと、グループと離れ離れになってしまうこともあります。ガイドはなるべく流れの影響が少なく、楽で安全に潜れるコース取りをしています。 離れ離れになったり、大変な思いをしないように、常にガイドとバディの位置の確認を心がけて下さいね。 流れについてはブリーフィングで説明をしますので、注意深く聞いて下さい。 ガイドの指示に従った安全で快適なダイビングを楽しみましょう。  

3、安全停止

パラオでのダイビングでは安全停止は常識です。通常安全停止の際、ガイドはシグナルフロートを使用します。これは水面にいる他のショップのボートには、 『私たちは浅いところにいます。 注意して運転して下さい。』 のサインとなり、 私たちのボートに向けては 『もう少しで浮上します。ピックアップの準備をお願いします』 というサインになります。 常にボートが近くにいる状態なので、安全停止中もガイドの側から離れぬようにして、 フロートの下で安全停止を行ってください。 フロートを目標に、ボートがピックアップしに来てくれます。 ポイントによっては、リーフの浅瀬でダイビング終了間際の時間を過ごし、安全停止の代わりにすることもあります。 安全停止の方法もブリーフィングでお伝えします。

4、ダイビング器材

メンテナンス、オーバーホールはきちんとして、パラオへは万全の体制で来て下さいね。せっかく、ご自分の器材を持ってこられてもフリーフローしっぱなしで、 レンタル器材のお世話になっている方も結構います。 また、オーバーホールしたての器材は新しい部品に変わっていますので、なじむまでに微調整が必要です。 オーバーホールが済んだ器材は何度か使用して、不具合が無いかを確かめてから、旅行に持って来ましょう! ウエットスーツは、珊瑚等から身を守るためにもフルスーツタイプをお勧めします。 じっくり長時間潜ることを考えると、3~5mm厚のウエットスーツは必要です。 (たま~に冷水塊が入ってくることもあります!) リーフ上につかまってフィッシュウォッチングをすることもあるので、流れの中でのダイビングに慣れていない方はグローブを着用しましょう。 (岩についている微生物、サンゴも生きていますので、つかまる場合は優しく)丁度いい流れの場合は、 カレントフック を使用します。洞窟のポイント、珍しい小物を観察する際には水中ライトも役に立ちますよ。 どちらも当店にでご用意しておりますのでお気軽にお申し付けください。 安全の為に携行していただきたい器材 ・ダイビングコンピュータ ・シグナルフロート(携行が義務付けられています) ・ダイブアラート or ホイッスル  

5、無減圧潜水

レクリエーショナルダイビングで無減圧潜水は常識中の常識です!(習いましたよね?)また、ダイビングコンピュータを持っているからといって、限界ぎりぎりまでのダイビングは止めましょう。もし誤って、無減圧潜水時間を超えてしまった場合には、ガイドにその旨を伝え、きちんと減圧停 止を実施し浮上しましょう。 その後のダイビングについては、ガイドと相談し指示に従いましょう。 ダイビングコンピュータは万能ではありません。 減圧症発症のリスクは一人一人異なります。 ダイビングコンピュータのデータは単なる目安でしかないことを理解した上で常にセーフティーダイビングを 心がけましょう。  

6、飛行機搭乗までの時間について

飛行機搭乗まで、最低でも18時間以上の水面休息時間を設けるようスケジュールを組んでください。数日に渡り、連続して多数のダイビングを行なった場合には、24時間以上の水面休息時間を取っていただくのが理想的です。 “せっかくパラオまで来たのだから沢山潜りたい”って気持ちは よ~く判るのですが、何よりも安全が優先します。 最終日に早朝ダイビングをご希望の方でもガイドの判断によりお断りさせて頂く場合もございます。 「安全」と「楽しみ」のバランスを考えたダイビングスケジュールを立てましょう。  

ダイビングスキル

パラオの海は“上級者向きだ”ってよく言われてますよね。けどパラオにだって初心者の方でも 安心してダイビングしていただけるポイントは沢山あります。 ただボートチャーターや、たまたま プライベートダイビングにならない限り、他のお客様とボートが相乗りになってしまうので、イージーなポイントばかり行くわけには行かなくなってしまうのです。 なぜ、上級者向きなのでしょうか? それは内湾を除く殆どのポイントがドロップオフであること、急激な潮の流れの変化があることが 挙げられます。そのため、最低限、次に挙げる項目は克服してきて欲しいのです。 (皆さんがパラオの海を楽しめるために!!) 1.適性ウエイトでスムースに潜降ができ、なおかつ中性浮力を維持できること。 2.きちんとフィンキックで推進力を得られること。 3.器材の使い方を理解して的確に操作、管理できること。  
当ツアーの手順と注意点

1.スイム開始の判断
クジラを発見した場合は、その時のクジラの様子や海況を確認し、ガイドがスイム開始可能と判断した場合にのみエントリーを行います。
たとえクジラが近くを泳いでいても、状況によってはエントリーを行わない場合があります。

2.人数制限とエントリー順
クジラへのストレス軽減や安全管理の観点から、エントリー人数を制限する場合があります。また、エントリーの順番はガイドが決定しますので、必ずその指示に従って準備してください。

3.クジラとの距離と泳ぎ方
クジラの観察は水面からのみとし、素潜りは禁止とします。クジラによっては、人が近くを泳ぐことを嫌い、逃げてしまう場合があります。そのため、原則として緊急時やガイドの指示がある場合を除き、クジラの近くでフィンキックなどをして泳ぐことも禁止します。クジラは一度でもそのような行動を取る人間を嫌がってしまうと、その後スイムで近づくことができなくなる場合が多いため、必ずこれらの事項をお守りください。

4.スイム遂行の可否と返金について
ツアー当日は、ゲストの安全を最優先とし、可能な限りスイムが実施できるよう努めます。しかし、万が一海にエントリーできなかった場合や、クジラを発見できなかった場合でも返金はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

5.海況について
沖縄の1月~3月は、季節的に海が穏やかな日は多くありません。そのため、多少の波やうねりがある中でスノーケリングを行う場合が多くなります。泳力や体力に自信のない方、また船酔いしやすい方は、ご自身で事前に十分な対策をお願いいたします。

6.参加条件
ツアー中に、スノーケリングやスキンダイビングの技術が本ツアーに参加できるレベルに達していないと判断した場合には、参加をお断りする場合があります。スキンダイビングの経験が浅い方については、条件付きでのご案内となる場合があります。その際のご返金には応じかねますので、あらかじめご了承ください。これまでの経験については当日ご申告いただきますので、ご不安のある方は事前にご相談ください。

7.器材やスーツのレンタル
ホエールスイム参加時に使用する器材やスーツのレンタルをご希望の方は、事前にお申し出ください。

危険の告知
ホエールスイムは、通常のスノーケリングやスキンダイビングに伴う危険に加え、予測不能なクジラの行動や、クジラとの接触によってトラブルが発生する可能性があります。さらに、流れのある海上で、船上からエントリーやエキジットを行う際にもトラブルが生じる可能性があります。そして、これらを要因として傷害や損害が発生する場合があります。またホエールスイムでは、これら以外にも想定できないトラブルが発生する可能性があります。
参加者はこれらのリスクを理解し、傷害や損害につながった場合、またはその他いかなる理由があっても、当ツアー開催主催者とガイド、船舶の保有者及び船長に対して損害賠償を請求しません。